【6月10日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、大会第4シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)は6-3、6-4、6-0で第22シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)を下し、第3シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)との決勝に進出した。

 ズベレフから6度のブレークを奪ったルードは、これで四大大会(グランドスラム)ではここ5大会で3度目の決勝進出を果たしたが、昨年の全仏ではラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)に、全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2022)ではカルロス・アルカラス(Carlos Alcaraz、スペイン)に敗れている。

 世界ランク4位につけるルードは過去4度の対戦で一度もジョコビッチに勝てておらず、1セットも獲得できていない。しかしながら、グランドスラムでの対戦が今回が初となる。

 ルードは「ローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)では決勝に進める有力候補だとは思っていなかった。パリでの2週間はとても楽しかったし、3度目の正直を期待している」とコメントしている。

 一方、全仏では3年連続の4強どまりに終わったズベレフは、昨年大会のナダルとの準決勝で足首の靱帯(じんたい)を損傷したコートでまたしても苦い結末を迎えることになった。(c)AFP