【6月8日 AFP】ブラジル当局は7日、アマゾン(Amazon)熱帯雨林の伐採面積が、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領就任後の5か月間で前年同期に比べ31%減少したと発表した。

 ルラ大統領は今年1月1日に就任。国立宇宙研究所(INPE)の人工衛星を用いたリアルタイム森林破壊監視システム「DETER」によると、1~5月の伐採面積は1986平方キロと、前年同期の2867平方キロから縮小した。

 左派のベテラン政治家であるルラ氏は、違法伐採の根絶に向け闘うと公約している。

 アグリビジネスを推進していたジャイル・ボルソナロ(Jair Bolosonaro)前政権の下では、年平均の伐採面積はそれまでの10年間と比べ75%以上増加していた。(c)AFP