【6月6日 AFP】セネガルで5日、女子生徒27人をレイプした容疑で、イスラム教の聖典「コーラン(Koran)」を教える学校の教師の男が逮捕された。地元警察がAFPに明らかにした。

 男は中部の聖地トゥーバ(Touba)にあるコーラン学校で、生徒をレイプしたとみられている。今年になって被害者が診断書を提出し、告訴したのを受け、男は失踪していた。

 男は5日に警察に出頭、逮捕され取り調べられた後、憲兵隊に引き渡された。犯行の日時や被害者の年齢などは明らかにされていない。

 地元メディアによれば、被害者は15歳未満とされる。同校は現在、閉鎖されている。

 地元紙「ルジュール(Le Jour)」は先週、女子生徒の一人が、男が「自分を含め女子生徒全員と性的関係を持っていた」として登校を拒否したことから、事件が発覚したと報じていた。

 セネガルでは2020年、レイプを犯罪とする法律が制定された。(c)AFP