【6月3日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は2日、女子シングルス3回戦が行われ、大会第2シードのアリーナ・サバレンカ(Aryna Sabalenka)は6-2、6-2のストレートで世界82位のカミラ・ラヒモワ(Kamilla Rakhimova)を下し、全仏では自身初のベスト16入りを果たした。

 ベラルーシ出身のサバレンカは、先日の記者会見でロシアのウクライナ侵攻を支援している母国への批判を求められたことで「安全とは思えなかった」とし、この日は試合後の公式会見を拒否した。

 今大会でまだ1セットも落としていない中で、4回戦では全米オープン(US Open Tennis Championships)の元女王であるスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)と対戦する。

 一方、第3シードのジェシカ・ペグラ(Jessica Pegula、米国)は、第28シードのエリーゼ・メルテンス(Elise Mertens、ベルギー)に1-6、3-6で敗退。初の四大大会(グランドスラム)準々決勝突破はまたしてもお預けとなった。メルテンスは、4回戦で2021年大会準優勝のアナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)と顔を合わせる。

 昨年大会ベスト4で第9シードのダリア・カサキナ(Daria Kasatkina)は、わずか1時間足らずでペイトン・スターンズ(Peyton Stearns、米国)を6-0、6-1で一蹴。準々決勝進出を懸けた次戦は、ウクライナのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina)と顔を合わせる。

 グランドスラムに出場するのは昨年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)以来となるスビトリーナは、ロシア出身のアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova)に2-6、6-2、7-5で逆転勝ちを収めた。(c)AFP/Jed Court