【6月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は31日、男子シングルス2回戦が行われ、オーストラリアのタナシ・コキナキス(Thanasi Kokkinakis)が2015年大会覇者で四大大会(グランドスラム)通算3勝のスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)を3-6、7-5、6-3、6-7(4-7)、6-3で破り、3回戦に進出した。

 世界ランキング108位のコキナキスは、4時間38分に及ぶ激闘の末、5本目のマッチポイントでワウリンカを撃破した。

 長年けがに苦しんだ影響で、全仏オープンでの3回戦進出は19歳で出場した2015年以来8年ぶり。「ここまでクレイジーな道のりだった。かなり若くして台頭し、大きな未来があるように見えたが、そこから何年か消えることになった」と振り返り、「レジェンド」と呼ぶ38歳のワウリンカに勝利したことを喜んだ。

 3回戦では、大会第11シードのカレン・ハチャノフ(Karen Khachanov)と対戦する。ハチャノフはラドゥ・アルボット(Radu Albot、モルドバ)を6-3、6-4、6-2で退けた。(c)AFP