【6月1日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は31日、女子シングルス2回戦が行われ、元世界ランキング3位のエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)は2-6、6-3、6-1で予選勝者のストーム・ハンター(Storm Hunter、オーストラリア)に逆転勝ちし、3回戦に進出した。

 スビトリーナは産休から最近ツアーに復帰したばかりで、四大大会(グランドスラム)の出場は2022年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)以来となっている。

 3回戦では、優勝した前週のストラスブール国際(Internationaux de Strasbourg 2023)決勝で対戦したアナ・ブリンコワ(Anna Blinkova)と再び顔を合わせる。ブリンコワはロシア出身の選手で、ストラスブール国際では握手をしなかった。ブリンコワは第5シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)を4-6、6-3、7-5で撃破した。

 スビトリーナの夫のガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)は、前日に試合終了が深夜にもつれたセバスティアン・バエス(Sebastian Baez、アルゼンチン)との1回戦をフルセットで制し、9か月ぶりの白星を挙げていたが、この日手首のけがのため大会を棄権すると発表した。

 モンフィスは足の故障に苦しみ、現在の世界ランクは394位まで落ちている。この結果、モンフィスと対戦予定だった第6シードのホルガー・ルーネ(Holger Rune、デンマーク)が、不戦勝で3回戦に駒を進めた。(c)AFP