【5月30日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)は29日、女子シングルス1回戦が行われ、ウクライナのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina)は、昨年大会ベスト4で第26シードのマルティナ・トレヴィザン(Martina Trevisan、イタリア)を6-2、6-2で下し、2022年全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)以来となる四大大会(グランドスラム)の初戦を白星で飾った。

 元世界ランキング3位のスビトリーナは、出産に加え、ロシアによる母国への侵攻による心身の疲労を理由に競技から離れていたが、最近になってツアーに復帰した。この日の試合後には、「こうした瞬間というのは、とても低いレベルでの小さな勝利であっても、ウクライナの人々に喜びをもたらす」と語った。

 第5シードのキャロリン・ガルシア(Caroline Garcia、フランス)は、中国の王曦雨(Wang Xiyu)を7-6(7-4)、4-6、6-4を下し、地元ファンの声援に応えた。

 全仏準優勝の実績を持つスローン・スティーブンズ(Sloane Stephens、米国)は、第16シードのカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)を6-0、6-4で撃破。2021年大会の準優勝者アナスタシア・パフリュチェンコワ(Anastasia Pavlyuchenkova)は、リンダ・フルビルトバ(Linda Fruhvirtova、チェコ)に6-2、6-2で勝利した。(c)AFP/Jed Court