【6月11日 AFP】(更新)全仏オープンテニス(French Open 2023)は10日、女子シングルス決勝が行われ、世界ランキング1位で大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)がカロリーナ・ムホバ(Karolina Muchova、チェコ)を6-2、5-7、6-4で下し、2年連続、通算3度目の全仏オープン制覇を果たした。

 全仏オープンの女子シングルス連覇は、2007年のジュスティーヌ・エナン(Justine Henin、ベルギー)以来。四大大会(グランドスラム)は2020、22年の全仏と昨年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)に続き通算4勝目となった。

 この日は第1セットを先取し、第2セットも3-0とリードしたところから追いつかれる厳しい展開となったが、最終セットでは2度のブレークダウンから巻き返し、フルセットの熱戦を制した。これで全仏は出場5回で、通算戦績は圧巻の28勝2敗となった。

 対するノーシードのムホバは、大会史上4番目に低い世界ランク43位で決勝まで勝ち上がってきたが、自身初のグランドスラム決勝で惜しくも優勝はならなかった。試合後のスピーチでは「もう少しだったが、とても遠かった」と話し、涙を流した。(c)AFP/Martyn WOOD