【5月21日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)は20日、第14ステージ(シエルからカッサーノマニャーゴ、196キロ)が行われ、ボーラ・ハンスグローエ(Bora Hansgrohe)のニコ・デンツ(Nico Denz、ドイツ)が第12ステージに続く2勝目を挙げた。

 デンツは序盤に形成された二十数人の逃げ集団に入った。その後先頭集団が散り散りになる中、最後のスプリントでデンツは車輪半分の差でイスラエル・プレミアテック(Israel-Premier Tech)のデレク・ギー(Derek Gee、カナダ)を抑えた。

 グルパマ・FDJ(Groupama-FDJ)のブルーノ・アルミライル(Bruno Armirail、フランス)はデンツから約50秒遅れでフィニッシュすると、トップから21分16秒遅れでゴールしたイネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)から総合首位のマリアローザ(ピンクジャージー)を奪った。

 フランス人ライダーがジロの総合首位に立つのは、1999年大会のローラン・ジャラベール(Laurent Jalabert)以来となった。

 アルミライルは総合2位のトーマスに1分41秒差をつけている。(c)AFP