【5月19日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は19日、サウジアラビアに到着したと発表した。同日開かれるアラブ連盟(Arab League)首脳会議に出席するという。

 ゼレンスキー氏は「サウジアラビアに到着した。アラブ連盟首脳会議で演説する。ムハンマド・ビン・サルマン(Muhammad bin Salman)皇太子と面会し、(他の国とも)2か国会談を行う」とソーシャルメディアに投稿した。

 さらに、今回のサウジ訪問における優先事項は「実施する際には可能な限り多くの国の参加が望ましい」と考えている「和平プロセスのプレゼンテーション」だと述べた。

 またもう一つの優先事項は、2014年にロシアに一方的に併合されたクリミア(Crimea)半島にある「ウクライナのイスラム教徒コミュニティーの保護」だと説明した。

「クリミアは最初にロシアの占領を受けた土地であり、占領下にあるクリミアで抑圧にさらされている人の多くはイスラム教徒だ」と主張した。

 ゼレンスキー氏は先に欧州各国を歴訪したばかり。また、広島で開幕した先進7か国(G7)首脳会議(サミット)に対面出席するため、来日するとみられている。(c)AFP