【5月18日 AFP】自転車ロードレース、ジロ・デ・イタリア(Giro d’Italia 2023)は17日、第11ステージ(カマイオーレからトルトナ、219キロ)が行われ、UTE(UAE TEAM EMIRATES)のパスカル・アッカーマン(Pascal Ackermann、ドイツ)がバーレーン・ヴィクトリアス(Bahrain Victorious)のヨナタン・ミラン(Jonathan Milan、イタリア)を写真判定の末に退け、ステージ優勝を飾った。

 ミランと並んでフィニッシュラインを迎えたアッカーマンが勝利をつかむ中、アスタナ・カザフスタン・チーム(Astana Qazaqstan Team)のマーク・カヴェンディッシュ(Mark Cavendish、英国)が3位に入った。

 イネオス・グレナディアーズ(Ineos Grenadiers)のゲラント・トーマス(Geraint Thomas、英国)は総合首位のマリアローザ(ピンクジャージー)を維持したものの、チームメートのタオ・ゲイガンハート(Tao Geoghegan Hart、英国)を失った。

 2020年大会(Giro d’Italia 2020)王者のゲイガンハートは残り68キロほどのところで発生したクラッシュで落車し、救急車に乗せられて搬送。脚や骨盤の骨折が疑われている。

 このクラッシュにはトーマスやチーム・ユンボ・ビスマ(Team Jumbo Visma)のプリモシュ・ログリッチ(Primoz Roglic、スロベニア)も巻き込まれたが、すぐさま立ち上がってレースに復帰した。

 総合2位のログリッチはトーマスを2秒差で追いかけている。(c)AFP