【5月18日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2023)を欠場することが決まった男子のニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)の代理人は18日、欠場するのは膝の手術を受けたためではなく、強盗被害に遭った際に足に切り傷を負ったためだと話した。

 フランステニス連盟(FFT)は今週、キリオスが1月に左膝半月板損傷の修復手術を受けたため、次週開幕する全仏オープンを欠場することになったと発表していた。

 ところが、代理人は地元紙キャンベラ・タイムズ(Canberra Times)に対し、膝の状態は「問題ない」と述べ、強盗事件で「ひどい」切り傷を負ったことが欠場の理由だと説明。「回復が遅く、コート上でのトレーニングができない状況で、今は2週間ほどコートから遠ざかっている」と明かした。

 豪公共放送ABCが報じた裁判所の文書によれば、キリオスは今月、キャンベラの自宅近くで銃を持った男に愛車のテスラ(Tesla)を盗まれた。男はキリオスの母に銃を向け、近くにいたキリオスはスマートフォンアプリを使って車の位置情報を追跡し、警察に協力した。足をけがした具体的な経緯は明かされていない。(c)AFP