【5月15日 AFP】トルコで14日に行われた大統領選は接戦となり、レジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領(69)は15日、世俗派の対立候補、ケマル・クルチダルオール(Kemal Kilicdaroglu)氏(74)との決選投票に臨む用意があると述べた。

 半国営アナトリア(Anadolu)通信によると、開票率が96%を超えた時点で、エルドアン氏が得票率49.4%、野党・共和人民党を率いるクルチダルオール氏が44.9%と拮抗(きっこう)している。

 両者とも過半数に届かない場合は、初の決選投票にもつれ込むことになる。

 エルドアン氏は自身の方が「明らかに優勢」としながらも、「1回目の投票で決着がつくかはまだ分からないが、2回目が必要ということになれば尊重する」と支持者に語った。

 一方のクルチダルオール氏は15日の記者会見で「有権者が決選投票を望むなら、われわれが間違いなく勝利する」として、「変革を求める国民は50%より多い」と強調した。(c)AFP