【5月11日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、英BBCが11日に公開したインタビューで、ロシアに対する反転攻勢に備えるにはさらなる時間が必要だと述べた。

 ゼレンスキー氏は「(今ある物でも)前進して成功することはできる。だが、それでは多くの人命が失われる。それは受け入れられないと思う。われわれは待たなくてはならない。まだ少し時間が必要だ」との考えを示した。

 ウクライナ軍は新たな部隊に訓練を行い、西側諸国が供給した軍需品や武器を蓄えている。専門家は、これらがロシア側に占領されている領土奪還の鍵になるとみている。

 ロシアが併合したと主張するウクライナ東部のドネツク(Donetsk)とルガンスク(Lugansk)、南部のヘルソン(Kherson)とザポリージャ(Zaporizhzhia)の4州について、ウクライナ側が奪還作戦を開始する時期は依然不透明だ。

 ウクライナのオレクシー・レズニコフ(Oleksiy Reznikov)国防相は先月末、反攻の準備は「完了しつつある」と述べていた。(c)AFP