【5月11日 AFP】22-23NBAは10日、ウエスタンカンファレンスのプレーオフ準決勝(7回戦制)が行われ、第6シードの昨季王者ゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は121-106で第7シードのロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)を下してシリーズ戦績を2勝3敗とし、連覇に望みをつないだ。

 NBAで1勝3敗から巻き返してシリーズを制したチームは、過去13チームのみとなっている。2015-16シーズン、ウォリアーズはカンファレンス決勝でオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)を相手にこれを成し遂げた。しかし、ファイナルでは当時レブロン・ジェームズ(LeBron James)が所属していたクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)を相手に3勝1敗とリードしながらも、そこから逆転で優勝を許している。

 ウォリアーズはステフェン・カリー(Stephen Curry)がチーム最多の27得点、アンドリュー・ウィギンス(Andrew Wiggins)が25得点を記録し、ドレイモンド・グリーン(Draymond Green)が20得点10リバウンドのダブルダブルを達成。6選手が2桁得点を残した。

 一方、今ポストシーズン本拠地で負け無しとしていたレイカーズは、第4クオーターにウォリアーズのケヴォン・ルーニー(Kevon Looney)から意図しないエルボーを頭に受けたアンソニー・デイビス(Anthony Davis)がコートを後にした。そこまで23得点9リバウンドを記録していたデービスはベンチに下がった後、ロッカールームに向かうとそのまま試合には戻らなかった。

 イースタンカンファレンスでは第5シードのニューヨーク・ニックス(New York Knicks)が112-103で第8シードのマイアミ・ヒート(Miami Heat)を下し、こちらも戦績を2勝3敗とした。

 第3クオーターに最大19点差をつけたニックスは、その後のヒートの追い上げを抑えた。

 ニックスは38得点のジェイレン・ブランソン(Jalen Brunson)を筆頭に、R.J.バレット(RJ Barrett)が26得点、ジュリアス・ランドル(Julius Randle)が24得点を挙げた。

 ウォリアーズとニックスはカンファレンス決勝進出に向け、ともに敵地で12日に行われる第6戦が負けられない戦いとなる。(c)AFP