【5月11日 AFP】カナダ西部アルバータ(Alberta)州で、山火事が続いている。当局は10日、気温の低下や国内外からの増援部隊の到着により、鎮静化に向かっていると明らかにした。

 当局によると、州内で確認されていた山火事は数日前は110件だったが、現在は76件となっている。うち23件は今だ制御できていないという。また、火災に見舞われた地域から避難した人の数は、先週末の約3万人から2万4000人に減少した。

 国内数州のほか、米オレゴン州やアラスカ州からも増援が送り込まれた。当局は、週末にかけ気温が戻れば、再び山火事が発生する恐れがあると警告している。

 出火原因は今春の高温と乾燥の影響もあるが、大半は放火・失火だという。(c)AFP