【5月10日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)は9日、準決勝第1戦が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)とマンチェスター・シティ(Manchester City)は1-1で引き分けた。

 試合は王者レアルがビニシウス・ジュニオール(Vinicius Junior)のミドルシュートで先制したが、シティもケビン・デ・ブルイネ(Kevin De Bruyne)が同じように鮮烈なミドルシュートを決めて同点に持ち込んだ。

 レアルはCBのダビド・アラバ(David Alaba)とアントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)がシティのエースストライカーであるアーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)に余裕を与えず、完全に封じ込めたが、デ・ブルイネの強烈な一撃は止められず、両者は拮抗(きっこう)した状態で次週の第2戦を迎えることになった。

 昨年も準決勝で対戦した両チームは、レアルが内容で押されながらもシティを退けて勝ち上がり、最多14回目の優勝を果たしたが、この日もホームのレアルは流れに反して先制点を奪った。しかし後半はレアルが勢いをつかんでいた中で、大会初制覇を狙うシティがデ・ブルイネのゴールで反撃した。

 レアルのカルロ・アンチェロッティ(Carlo Ancelotti)監督は、「シティがボールを持つのは当たり前のことで、その点に焦りはなかった」と振り返り、「ゴールの後は非常にいいプレーをし、スペースをコントロールしてチャンスを作り出し、うまくプレーできていた。第2戦でもそれを再現したい」と話した。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は、「われわれは非常にいいスタートを切ったが、ビニシウスが巧みなゴールを決めた」と話し、「その後は相手の方が上回っている時間帯に、こちらが得点を決めた。次はホームへ戻る。決勝のような試合になるだろう」と続けた。

 第2戦は17日に行われ、勝者はインテル(Inter Milan)かACミラン(AC Milan)と決勝を戦う。(c)AFP/Rik Sharma