【5月8日 AFP】英国のウィリアム皇太子(Prince William)の妻、キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は6日に執り行われたチャールズ国王(King Charles III、74)の戴冠式で、ティアラの代わりに植物をモチーフにしたヘッドピースを着用した。国王は長年環境活動に取り組んでおり、戴冠式の「グリーン」なイメージに合わせた形だ。

 前回の1953年の戴冠式では、高位王族や貴族女性のほとんどが宝石や真珠をあしらったティアラを着用した。

 キャサリン妃はティアラの代わりに、立体的な葉の模様の銀のヘッドピースを着用。王室によると、有名デザイナーのジェス・コレット(Jess Collett)とアレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)のコラボレーションで制作されたものだという。

 さらに耳元には、ウィリアム皇太子の母・故ダイアナ元皇太子妃(Princess Diana)が所有していた真珠とダイヤモンドのイヤリングを合わせた。

 また、皇太子夫妻の娘で国王の孫のシャーロット王女(Princess Charlotte)も、キャサリン妃の物と同じモチーフを使ったヘッドピースを着用した。(c)AFP/Helen ROW