【4月27日 AFP】北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長は27日、NATOの加盟国およびパートナー国はこれまでに装甲車1550台と戦車230両をウクライナに供与したと明らかにした。

 ストルテンベルグ氏は記者会見で、これは昨年2月のロシアによる侵攻開始以降の累計で、ウクライナに供与を約束した「戦闘用車両の98%以上」に当たると述べた。

 また、「これまでに九つのウクライナ軍機甲旅団を訓練し、装備を提供した。失地奪還に向け優位に立てるだろう」と語った。

 ストルテンベルグ氏は一方で、「ロシアを見くびってはならない」とも警告。侵攻の長期化が予想される中、NATO加盟国は「ウクライナが勝利するために必要なものを提供し続ける必要がある」と訴えた。

 7月にリトアニアで開催されるNATO首脳会議では、ウクライナへの「複数年にわたる支援プログラム」が協議される見通しだと明かした。(c)AFP