【4月26日 AFP】ドイツ空軍は26日、バルト海(Baltic Sea)上空の国際空域をロシア軍の偵察機3機が飛行したことを受けて、英軍と共にインターセプト(迎撃態勢)に入ったと発表した。

 同軍はツイッター(Twitter)への投稿で「偵察機をインターセプトした。独英のユーロファイター(Eurofighter)は3機の軍用機を確認するため警戒に当たった。ロシアのスホイ27(SU27)2機とイリューシン78(IL20)1機が、バルト海上空の国際空域を応答信号を出さずに再び飛行した」と明らかにした。

 ロシアによるウクライナ侵攻開始以降、バルト3国の安全保障は強化されているが、ここ数か月、ロシア軍機がバルト海上空に何度も飛来している。北大西洋条約機構(NATO)加盟国のドイツは、バルト3国上空域の監視に参加している。

 25日にはノルウェー空軍も、同国北部バレンツ海(Barents Sea)上空の国際空域で同様にロシア軍機の編隊を確認したとフェイスブック(Facebook)で発表した。爆撃機ツポレフ160(TU160)2機、空中給油機イリューシン78(IL78)2機、戦闘機ミグ31(MIG31)2機を含む編成だったという。(c)AFP