【4月25日 AFP】動画配信大手ネットフリックス(Netflix)のテッド・サランドス(Ted Sarandos)最高経営責任者(CEO)は25日、今後4年で韓国のコンテンツに25億ドル(約3400億円)を投資すると発表した。

 サランドス氏はAFPの取材に対し、今回の投資額は、同社が韓国市場に参入した2016年以降の累計投資額の2倍に相当すると説明した。

 韓国のクリエーティブ産業のさらなる成長を「確信している」とし、最近では「ザ・グローリー ~輝かしき復讐~(The Glory)」やリアリティー番組「フィジカル100(Physical 100)」などが世界的にヒットしていると指摘。「韓国のクリエーターが生み出すストーリーは、今や世界の文化の流れの中で中心的な役割を果たしている」と強調した。

 韓国のコンテンツはここ数年、世界を席巻している。ネットフリックスのデータによると、昨年はユーザーの60%以上が韓国作品を視聴した。

 韓国大統領府によると、国賓として6日間の日程で訪米中の尹錫悦(ユン・ソンニョル、Yoon Suk-yeol)大統領は24日、首都ワシントンでサランドス氏と会談した。

 尹氏はネットフリックスの投資について「韓国のコンテンツ産業やクリエーター、ネットフリックスに絶好の機会をもたらすだろう」と歓迎した。(c)AFP/Claire LEE