【4月25日 AFP】ケニアのカルト教団が信者を餓死させていたとされる事件で24日、さらに遺体が掘り起こされ、死者数は計73人となった。警察筋がAFPに明らかにした。

 教団「グッドニュース・インターナショナル教会(Good News International Church)」に対する徹底した捜査が開始されており、海岸沿いのマリンディ(Malindi)近郊にある森で先週末以降、数十体の遺体が掘り起こされている。

 教団リーダーの男は信者に対し、餓死すれば神の元へ行けると説いていた。警察はこれまで男の氏名をマケンジー・ヌセンゲ(Makenzie Nthenge)としていたが、裁判所文書ではポール・マケンジー・ヌセンゲ(Paul Mackenzie Nthenge)とされている。

 事件は同国を震撼(しんかん)させており、ウィリアム・ルト(William Ruto)大統領は「容認できない」宗教運動の取り締まりを表明した。(c)AFP