【4月21日 AFP】中米キューバを訪問しているロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相は20日、ウクライナ紛争への「完全な理解」に謝意を表した。

 ロシア外務省のメッセージアプリ、テレグラム(Telegram)への投稿によると、ラブロフ氏はキューバのブルノ・ロドリゲス・パリジャ(Bruno Rodriguez Parrilla)外相との会談で、「現況に至った原因の評価において、キューバの友人たちが特別軍事作戦(ロシアのウクライナ侵攻)開始時から立場を明確にし、完全な理解を示してくれたことに感謝する」と述べた。

 ラブロフ氏は同日、キューバのミゲル・ディアスカネル(Miguel Diaz-Canel)大統領やラウル・カストロ(Raul Castro)元国家評議会議長とも会談し、米国の対キューバ制裁を「違法かつ不合理だ」と非難。ロシアも「現在の状況のずっと以前から米国の制裁対象になっている」と述べた。

 キューバは60年以上前から米国の制裁対象となっている。

 ラブロフ氏はキューバを皮切りに中南米の同盟国歴訪を開始した。(c)AFP