【4月20日 AFP】デンマーク国防省は20日、オランダと14両の独製戦車「レオパルト(Leopard )2」を共同購入し、ウクライナに無償で供与することで合意したと発表した。

 国防省は声明で「オランダとデンマークはきょう、ウクライナのために14両のレオパルト2A4を共同購入して改造した上で、寄贈することを公表する」と明らかにした。

 戦車は「2024年初め」から順次引き渡される予定。推定総額1億6500万ユーロ(約240億円)の費用は両国で「平等に分担する」という。

 声明の中で国防省は「われわれはこの形で、多くのパートナーや同盟国が支持している『レオパルト2連合』に共同参加する」と説明した。

 これとは別に、オランダのカイサ・オロングレン(Kajsa Ollongren)国防相は、「ウクライナと欧州の安全保障は切り離せないほどに結び付いている」との声明を出した。

 先月には、ドイツが最新型のレオパルト戦車18両、英国が戦車「チャレンジャー2(Challenger 2)」14両をそれぞれウクライナに引き渡した。(c)AFP