【4月20日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・メッツ(New York Mets)のマックス・シャーザー(Max Scherzer)投手が、先発した19日のロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)戦で粘着物質の使用を指摘され、退場処分を受けた。

 4回裏の投球前、主審を含む審判団と口論の末、退場になった。

 シャーザーは試合後、リーグ側が許可しているロジン以外に手やグラブには何もつけていないと主張したと説明。前の回にも手洗いとグラブの交換を求められ、関係者の目の前でアルコールで手を洗ったと明かし、「4回に戻ってくる時に何かしようとしたら、それはとんだ大ばかものだ」と反論した。

 主審から手が「べたつきすぎ」だと再度指摘された際には、粘着物質の使用を否定し、「自分の子どもの命に誓って何も使っていない」と伝えたとコメント。「汗とロジンだ」と繰り返し釈明したが、「彼らは手を触ってべたべたしていると言ってきた」と話した。

 MLBの規則では、ロジンを「過度」に使ったり、グラブや他の道具につけたりすることが禁じられている。粘着力を高めるため、ロジンを日焼け止めなどの他の物質と混ぜることも禁止されている。

 シャーザーは違反が確定すれば自動的に10試合の出場停止となるが、処分には異議を申し立てることができる。

 試合はメッツが5-3で勝利した。(c)AFP