【4月20日 AFP】2022年のノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を受賞したウクライナの人権団体「市民自由センター(Center for Civil Liberties)」のオレクサンドラ・ロマンツォワ(Oleksandra Romantsova)氏は19日、南アフリカに対し、8月に同国で開催される新興5か国(BRICS)首脳会議にロシアのウラジーミル・プーチン大統領を出席させないよう呼び掛けた。

 国際刑事裁判所(ICC)は3月、ウクライナの子どもの違法連行に関わった疑いで、プーチン氏に逮捕状を出した。首脳会議は南ア・プレトリア(Pretoria)で開催され予定で、南ア当局には、プーチン氏が入国すれば拘束する義務が生じる。

 ウクライナへの支援を呼び掛けるため南アを訪問中のロマンツォワ氏はヨハネスブルクで記者会見し、「私たちにとって、南アは、人々が自由、平等、尊厳のために闘っている場所だ」と述べ、ロシアに侵攻されているウクライナへの配慮を示してほしいと訴えた。

 プーチン氏が南アを訪れても逮捕されなければ、人々を「大きく失望」させるだろうとも語った。

 ロマンツォワ氏は首脳会議について、プーチン氏がビデオ会議サービス「ズーム(Zoom)」を通じて参加するか、代理としてICCの逮捕状が出ていない閣僚を派遣することを提案している。

 BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アで構成される。(c)AFP