【4月18日 AFP】ブラジルのマウロ・ビエイラ(Mauro Vieira)外相は17日、ルイス・イナシオ・ルラ・ダシルバ(Luiz Inacio Lula da Silva)大統領がウクライナ情勢をめぐりロシアや中国のプロパガンダをそのまま繰り返しているとの米国の批判を一蹴した。

 ルラ氏は同日、ブラジルを訪問したロシアのセルゲイ・ラブロフ(Sergei Lavrov)外相と会談し、「(米国は)戦争を扇動するのをやめ、平和について話し始めなければならない」と述べていた。

 ルラ氏の最近の発言について米国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー(John Kirby)戦略広報調整官は、「ブラジルは事実を完全に見過ごしてロシアや中国のプロパガンダをそのまま繰り返している」と批判した。

 これに対しビエイラ外相は、「カービー氏がどのように、またなぜそのような結論に達したのかは分からないが、まったく同意しない」と述べた。(c)AFP