【4月18日 AFP】ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)前首相(68)に17日、最高位の功労勲章が授与された。退任後のメルケル氏に対しては、特に対ロシア政策などをめぐり批判が続いている。

 2005~21年まで首相を務めたメルケル氏は、フランクワルター・シュタインマイヤー(Frank-Walter Steinmeier)大統領から勲章を受け取った。

 過去にこの勲章を受章したのは、コンラート・アデナウアー(Konrad Adenauer)、ヘルムート・コール(Helmut Kohl)両元首相のみ。

 在任時には高い人気を誇っていたメルケル氏だが、特にロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領に対する姿勢やロシア産エネルギーへの依存という、ウクライナ紛争で露呈した脆弱(ぜいじゃく)性をめぐり批判にさらされている。

 また、11年の脱原発の前倒しや、15年のシリア・イラク難民の受け入れといった決定も批判を受けている。(c)AFP/Femke COLBORNE