【4月17日 AFP】ゲーム大手セガ(Sega)は17日、人気ゲーム「アングリーバード(Angry Birds)」の開発元であるフィンランドのゲーム会社ロビオ・エンターテインメント(Rovio Entertainment)を7億ユーロ(約1030億円)で買収する。両社が同日、明らかにした。

 セガの親会社、セガサミーホールディングス(Sega Sammy Holdings)の里見治紀(Haruki Satomi)社長は、「成長が著しいグローバルゲーム市場において、特に今後のポテンシャルが大きいモバイルゲームの展開を加速させて行くことはセガにとって長年の悲願」だと述べた。

 ロビオが2009年に提供を開始したアングリーバードは大ヒットし、アップル(Apple)のアプリ配信サービス「アップストア(App Store)」で最も人気の高いゲームの一つとなった。

 16年にはソニー・ピクチャーズエンタテインメント(Sony Pictures Entertainment)がアングリーバードを映画化。また世界数か国にロビオが展開するアングリーバードのテーマパークがあるほか、10以上の言語で児童書が出版されている。(c)AFP