【4月17日 AFP】ロードレース世界選手権、第3戦米国GPは16日、MotoGPクラス決勝が行われ、LCRホンダ・カストロール(LCR Honda CASTROL)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)が移籍後初優勝を果たし、最高峰クラス通算6勝目を挙げた。

 リンスは、ポールポジションから首位を走っていたドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の昨季王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が折り返し直前に転倒リタイアしてトップに立つと、そこから完璧なレース運びを展開して勝利。ホンダに2021年10月のエミリアロマーニャGP以来となる久々の勝利をもたらした。

 バニャイアは第2戦アルゼンチンから2戦連続の転倒リタイアとなった。

 ムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のルカ・マリーニ(Luca Marini、イタリア)が2位、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が3位に入った。

 バニャイアが0ポイントに終わったことで、6位でフィニッシュしたVR46のマルコ・ベッツェッキMarco Bezzecchi、イタリア)が総合首位のリードを11ポイントに広げた。リンスは総合2位のバニャイアと6ポイント差の同3位に浮上した。(c)AFP