【4月14日 CGTN Japanese】新海誠監督の新作『すずめの戸締まり(中国題:鈴芽之旅)』が3月24日から中国本土で一般公開されています。本土での興行収入は4月13日までに7億1900万元(約139億円)となり、監督自身の作品『君の名は。(中国題:你的名字)』(2016年に中国本土で公開)の5億7500万元(約111億円)の記録を超え、中国本土で一般公開された日本映画として歴代1位に躍り出ました。

 映画アプリ「猫眼専業版」のデータによると、13日午後3時の時点で、『すずめの戸締まり』の当日の興行収入は131万元(約2500万円)を超え、公開3週目にもかかわらずデイリーランキング2位となっています。映画業界の関係者によると、中国本土では、封切りから公開終了までの公開期間は一般的に1か月とされていますが、反響がよければ、公開期間の延長を申請することができるということです。こうした反響の良さから『すずめの戸締まり』は、公開期間が3か月間に延長される可能性も出てきました。こうした状況下で、この作品の中国での興行成績はさらに伸びると予想されています。

 新海誠監督は中国でもファンが多く、2016年に中国本土一般公開を果たした『君の名は。』は5億7500万元の興行収入を記録しました。新海監督は7年後、『すずめの戸締まり』で、自身が樹立した記録を塗り替える形になりました。

『すずめの戸締まり』の一般公開に先立ち、新海監督は制作スタッフとともに北京と上海でプロモーション活動を行いました。3月17日には北京大学で中国プレミア上映会、3月19日には、上海でIMAX版プレミア上映会が行われ、新海監督が舞台挨拶で作品制作に臨む心境などを語りました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News