【4月14日 AFP】イラク当局は13日、集中豪雨が発生した中部バービル(Babil)県で少なくとも3人が感電死したと発表した。

 県都ヒッラ(Hilla)にある法医学研究所(Institute of Forensic Medicine)によると、3人の年齢は16歳、22歳、30歳で、うち1人が女性だった。事故は別々の場所で発生したという。

 3人とも電力が一定せず自宅の家電製品が壊れることを心配し、12日の暴風雨の最中に外に出て主電源を切ろうとして感電した。イラクでは戦争の影響で送電網が老朽化している。

 暴風雨はバービルのほか、広範囲を襲った。

 ムハンマド・スダニ(Mohamed Shia al-Sudani)首相は13日、公務員に一部例外を除き自宅に待機するよう命じた。

 クルディスタン(Kurdistan)地域のカバット(Khabat)村では、店舗などに泥水が浸水した。(c)AFP