【4月12日 AFP】(更新)ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は12日、捕虜となったウクライナ兵を斬首する動画がソーシャルメディアに浮上したことを受け、ロシアの「獣」の仕業だと糾弾した。

 ゼレンスキー氏はソーシャルメディアへの投稿で「世界の誰も無視できないことがある。こうした獣がいかに簡単に殺害に及ぶかということだ。われわれは絶対に忘れない。殺人者を許すこともない」と述べ、ウクライナでの戦争犯罪に対して処罰を加える決意を強調した。

 動画は約1分40秒で、迷彩服を着用したマスク姿の男が男性を斬首する様子が映っている。ロシア語で男を鼓舞する声が聞こえるほか、被害者の男性の衣服にはウクライナの国章が確認できる。AFPは独自に動画の真偽を確認できていない。

 ロシアによるウクライナ侵攻後、双方は戦争捕虜が殺害されていると非難している。(c)AFP