【4月15日 CGTN Japanese】今年55歳の李さんはこのほど、中国南東部のアモイ大学付属心臓血管病病院で中国国内初の最小の磁気浮上全人工心臓の移植手術を受け、半月以上の治療を経て、回復して退院しました。

 関係者によると、患者自身の心臓は依然として体内に残っており、ただ心尖の位置にわずか180グラムのゴルフボールサイズの人工心臓装置を移植しただけで、このカタツムリのような形をした心臓補助システムは、血液循環を保ち、命を維持する役割を果たすとともに、元の心臓を休ませることができるということです。

 この人工心臓は中国東部の江蘇省蘇州同心医療科学技術株式会社が自主的に開発したもので、中国国内で初の完全な自主的な知的財産権を持ち、国家薬品監督管理局の承認を得た磁気浮上全人工心臓です。世界の主流の人工心臓と比べ、小さくて軽く、血液への損傷が小さく、脳卒中や消化管出血などの発生の確率を大幅に下げることができるとされます。手術後、患者自身の心臓の回復状況が良好なら、この人工心臓を体内から取り除くこともできるため、短期的に心臓機能の回復を待つ補助治療をサポートすることも、一生涯使用することも可能だということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News