【4月12日 AFP】ブラジル中部サンタテレサ(Santa Tereza)の学校で11日、13歳の男子生徒が同級生3人をナイフで切り付けてけがをさせる事件があった。ブラジルではこのところ学校での傷害事件が相次ぎ、懸念が高まっている。

 警察によると、男子生徒は教室に爆竹を投げ込み、廊下に逃げた同級生にナイフで切り付け3人を負傷させた後、用務員に取り押さえられた。

 報道によれば前日にも、北部マナウス(Manaus)で生徒が教師1人と同級生2人を刃物で刺す事件が起きたばかり。

 南部サンタカタリナ(Santa Catarina)州では5日、男(25)が幼稚園に侵入し、手おののような凶器で園児4人を殺害、4人を負傷させる事件が発生。国民に衝撃を与えるとともに、学校の安全管理への関心が高まっている。

 ソーシャルメディアでは、1999年に米コロラド州のコロンバイン高校(Columbine High School)で銃撃事件が起きた今月20日には子どもを登校させないように保護者に呼び掛ける動画が投稿されるなど、学校襲撃を警告するメッセージが拡散されている。(c)AFP