【4月9日 AFP】22-23ドイツ・ブンデスリーガ1部は8日、第27節の試合が行われ、首位バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は1-0でSCフライブルク(SC Freiburg)を下し、同日勝利した2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との勝ち点2差を維持した。

 4日のドイツカップ(German Cup 2022-23)準々決勝でフライブルクに敗れて敗退していたバイエルンは雪辱の機会を得たが、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督が攻撃的なメンバーを起用しながら連携を欠いた。

 それでも後半の早い時間帯に、マタイス・デ・リフト(Matthijs de Ligt)がミドルシュートを放つと、これが相手DFにわずかに当たり、GKにはどうしようもないコースに吸い込まれた。これで均衡を破った後は、GKヤン・ゾマー(Yann Sommer)のセーブにも助けられて1点差を守り切った。

 これでトゥヘル新監督就任後2勝1敗としたバイエルンは、この後マンチェスター・シティ(Manchester City)との欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)準々決勝第1戦のアウェーゲームに臨む。

 ドルトムントはユスファ・ムココ(Youssoufa Moukoko)が終盤にゴールを決め、2-1で3位ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)との上位対決に競り勝った。

 前半の中盤にドニエル・マレン(Donyell Malen)がリーグ3戦連発のゴールを決めて先制したドルトムントは、後半ウニオンのケビン・ベーレンス(Kevin Behrens)に最初の枠内シュートを決められて追いつかれたが、残り15分で主将のマルコ・ロイス(Marco Reus)とムココを投入すると、この二人の連携から決勝点が生まれた。

 RBライプツィヒ(RB Leipzig)は1-0でヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に勝利。ライプツィヒがフライブルクをかわして4位に浮上した一方で、ヘルタは5試合未勝利となり、他チームの結果次第では今季残り7節として最下位に転落する可能性がある。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は3-1でフランクフルト(Eintracht Frankfurt)に勝利し、入れ代わりで6位に浮上した。昨年10月時点では17位に沈んでいたレバークーゼンだが、シャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督の下で見事に復活し、5連勝で来季のチャンピオンズリーグ出場が狙える位置を保っている。(c)AFP