【4月7日 AFP】英バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)は6日、チャールズ国王(King Charles III)が英王室と大西洋奴隷貿易の歴史的な関係についての研究を支援すると発表した。

 この研究に携わる学術関係者に対し、王室文書館(Royal Archives)の資料が公開される。戴冠式を1か月後に控えるチャールズ国王は、この問題を「深く真剣に」受け止めているという。

 17世紀の英国王ジェームズ2世(King James II)は、大西洋奴隷貿易の先駆者となった奴隷貿易会社「王立アフリカ会社(Royal African Company)」の最大の出資者だった。

 チャールズ国王は昨年、当時皇太子として出席した英連邦首脳会議で「私たちが共有する未来の力を引き出すためには、私たちの過去を築いた過ちも認めなければならない」と語っていた。(c)AFP