【4月6日 AFP】メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペスオブラドール(Andres Manuel Lopez Obrador)大統領は5日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領の起訴について、来年の米大統領選の妨害を試みよとする政治的動機に基づくものだとの見方を改めて示した。

 トランプ氏は2016年の大統領選前に不倫相手とされるポルノ俳優に口止め料を支払い、もみ消しを図った疑惑などに絡む34の罪状で起訴されている。前日にはニューヨークの裁判所で罪状認否に臨み、全面的に無罪を主張した。

 ロペスオブラドール氏は定例会見で、2024年大統領選への出馬を表明しているトランプ氏に対する起訴に関し、「法的なものであるはずの問題を選挙に向けた政治目的で利用すべきではない」として、「中傷キャンペーン」だと批判した。

 ロペスオブラドール氏は3月21日にも、トランプ氏起訴の狙いは次回大統領選への出馬を阻止することにあると主張していた。(c)AFP