【4月5日 AFP】ベラルーシ軍は3日、戦術核を搭載可能なロシアの地上発射型ミサイルシステム「イスカンデル(Iskander)M』」の運用訓練を開始した。ロシアとベラルーシが4日、明らかにした。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領が先月25日、同盟国ベラルーシに戦術核を配備することで合意したと発表したのを受けたもの。

 ロシアのセルゲイ・ショイグ(Sergei Shoigu)国防相は4日、「戦術ミサイル発射システム『イスカンデルM』をベラルーシ軍に引き渡した」「3日にベラルーシ兵が運用訓練を開始した」と述べた。

 ベラルーシ国防省はメッセージアプリのテレグラム(Telegram)に、同国の紋章入りの軍服を着てロシア行きの軍用機に乗り込む兵士の写真を投稿。ロシアの演習場で、戦術核兵器イスカンデルMの整備と運用に関する一通りの訓練を受けると説明した。ただし、訓練期間については明らかにしていない。(c)AFP