【4月3日 AFP】ツイッター(Twitter)は2日、米紙ニューヨーク・タイムズ(New York Times)の公式アカウントから金色の認証バッジを削除した。昨年ツイッターを買収したイーロン・マスク(Elon Musk)最高経営責任者(CEO)は同紙を「プロパガンダ」と激しく非難している。

 ツイッターはなりすましを防ぐ認証バッジの有料化を始めており、4月1日から従来の無償バッジを廃止するとしていた。

 マスク氏の新体制下ではすでに従来青色だった認証バッジの色が変更され、報道機関や企業などの事業者アカウントには金色のバッジが付与されるようになっていた。

 だが、さらに認証バッジのサブスクリプション(継続課金)型サービス「ツイッター・ブルー(Twitter Blue)」導入後、事業者アカウントが金色の認証バッジを維持するには、月額1000ドル(約13万3400円)、関連アカウントごとに月額50ドル(約6700円)の支払いが必要になった。

 ニューヨーク・タイムズは事業者向けの金色バッジを維持するための課金には応じず、記者が取材で必要な場合のみ青色の個人用認証バッジを購入する方針を明らかにしていた。

 マスク氏は2日、ニューヨーク・タイムズに宛てた複数の投稿で、「ニューヨーク・タイムズの本当の悲劇は彼らのプロパガンダが面白くもないことだ」と書きこみ、また同紙のフィードについては「下痢だ」「読む価値がない」と酷評した。(c)AFP