【4月1日 AFP】テニスのウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2023)主催者は3月31日、今年の大会ではロシアとベラルーシの選手の出場を認めると発表した。

 同選手権を主催するオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ(AELTC)は昨年、ロシアのウクライナ侵攻を理由に、ロシアとベラルーシの選手の出場を禁止していた。

 今年7月の大会では、両国の選手も「中立」の立場で出場が認められる。ただし、ウクライナ侵攻への支持を表明しないこと、両国の政府や国営企業からの資金提供を受けていないことが条件となる。

 ウクライナ政府はこの発表に反発。ドミトロ・クレバ(Dmytro Kuleba)外相はソーシャルメディアへの投稿で、「ロシアとベラルーシの選手の出場を認めるウィンブルドンの決定は不道徳だ」と批判し、英政府に対し両国の選手に対するビザ発給を拒否するよう呼び掛けた。(c)AFP