【3月27日 AFP】ロードレース世界選手権、第1戦ポルトガルGPは26日、MotoGPクラスの決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の昨季王者、フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)がレプソル・ホンダ(Repsol Honda)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)の転倒にも助けられ、開幕戦を制した。

 初開催となった前日のスプリントも制したバニャイアは、アプリリア(Aprilia)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)を抑えて優勝。3周目でポールスタートのマルケスが転倒し、巻き込まれたクリプトデータRNF(CryptoDATA RNF)のミゲル・オリベイラ(Miguel Oliveira、ポルトガル)とともにリタイアしたことでライバルが減り、総合連覇に向けて完璧な滑り出しを切った。

 チームメートのエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini)が、スプリントでの負傷により決勝を欠場した中で、バニャイアは全21戦中の開幕戦で最大となる37ポイントを持ち帰っている。

 ムーニーVR46レーシングチーム(Mooney VR46 Racing Team)のマルコ・ベッツェッキMarco Bezzecchi、イタリア)が3位表彰台入りを果たした。

 主催者によると、クラッシュしたマルケスは右手を「骨折している可能性」があるという。(c)AFP