【3月16日 AFP】韓国の2022年の婚姻数が記録を取り始めた1970年以来、過去最少になったことが、韓国統計庁(Statistics Korea)が16日発表したデータで明らかになった。

 昨年結婚したカップルは約19万2000組で、32万7000組が誕生した2012年と比べて40%以上も減少した。

 男性の平均初婚年齢は33.7歳、女性は31.3歳となり、男女とも最も年齢が高くなった。

 韓国では出生率も低下しており、昨年の出生数は24万9000人で過去最少となった。

 政府は2006年以降、巨費を投じて出生率を上昇させようとしているが、人口は現在の5200万人から2067年には3900万人に減少する見通し。

 専門家は、婚姻数の減少と出生率の低下には、子育てコストの上昇や不動産価格の高騰、条件の良い仕事に就くのが難しい過酷な競争社会など複数の要因があると指摘している。(c)AFP