【3月12日 AFP】自転車ロードレース、パリ～ニース（Paris-Nice 2023）は11日、第7ステージ（ニース～コルドラクイヨール、143キロメートル）が行われ、UTE（UAE TEAM EMIRATES）のタデイ・ポガチャル（Tadej Pogacar、スロベニア）がステージ優勝を飾り、総合首位を守った。

　2度のツール・ド・フランス（Tour de France）制覇を誇るポガチャルは、総合2位につけるグルパマ・FDJ（Groupama-FDJ）のダビド・ゴデュ（David Gaudu、フランス）に12秒差、同3位につけるチーム・ユンボ・ビスマ（Team Jumbo Visma）のヨナス・ヴィンゲゴー（Jonas Vingegaard、デンマーク）に58秒差をつけている。

　優勝を飾った第4ステージで両者を破っていたポガチャルはこの日、標高1678メートルのコルドラクイヨール（Col de la Couilloule）での山頂フィニッシュでもゴデュを2秒差の2位、昨年のツール覇者ヴィンゲゴーを6秒差の3位に抑え込み、リードを広げた。

　今季2大会目の出場となっているポガチャルは「今シーズン初めての本当に厳しい一日だった。最後の上りを迎える中で、全員がすでにへとへとだった」と振り返り、最終ステージに向けては「明日は大会の中で一番厳しい一日だと思うが、できる限り（トップの座を）守っていきたい」と続けた。(c)AFP