【3月11日 AFP】南米エクアドルは10日、ガラパゴス諸島(Galapagos Islands)に不妊化させた雄のネッタイシマカを10万匹放出する計画を発表した。デング熱、ジカ熱、チクングニア熱などの感染症を媒介するネッタイシマカの繁殖を抑制する目的。国立衛生研究所は、同国初の取り組みとしている。

 不妊化した雄の蚊を大量に放すことで、蚊の個体数を減らし、病気の感染率を下げる効果があるとされる。

 国立衛生研究所はネッタイシマカを大量に飼育し、放射線で不妊化するプロジェクトを6年前から行ってきた。不妊化した蚊の放出は、地元住民や観光客の感染率低下に寄与するという。(c)AFP