【3月10日 AFP】ドイツ・ハンブルク(Hamburg)の警察は9日、キリスト教系宗教団体「エホバの証人(Jehovah's Witness)」の施設で銃撃があり、複数人が死亡したと発表した。犯人も死亡した可能性が高いという。

 警察は死者数を公表していないが、複数の現地メディアによると、7人が死亡、8人が重傷を負った。

 グリニッジ標準時(GMT)9日午後8時15分(日本時間10日午前5時15分)ごろに最初の通報があったという。

 警察は、犯人が現場から逃走した形跡がなく、施設の上階で見つかった遺体の1人が犯人である可能性が高いとみている。動機については現時点では不明。

 現地紙ハンブルガー・アーベントブラット(Hamburger Abendblatt)によると、信者らは毎週開かれている聖書を読む会に参加するため施設に集まっていた。

 ドイツには約17万5000人のエホバの証人の信者がおり、うち約3800人がハンブルクに住んでいる。(c)AFP