【3月8日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領は7日、先月に起きたとされるロシア軍機への攻撃をめぐり、20人以上を拘束したと発表した。

 亡命中のベラルーシ反体制派は先月26日、非正規部隊パルチザンが首都ミンスク近郊の空軍基地でロシア軍機を破壊したと発表した。

 ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領の盟友ルカシェンコ氏は、A50早期警戒管制機が攻撃を受けたが損傷は軽微だったと説明。攻撃に関与した疑いでこれまでに国内で20人以上を拘束したが、まだ潜伏している者もいると述べた。

 さらに、主犯格とみられる人物について、ロシアとウクライナの二重国籍者で、「2014年にウクライナの特殊部隊に採用されたとみられる。ITの専門家か、ITに精通した人物だ」とした。

 一方、この事件を受けてベラルーシがウクライナ紛争に参戦することはないと明言。「このような問題を突き付けて、欧州全土で起きている戦争にわが国を引きずり込もうと思っているなら大間違いだ」と述べた。(c)AFP