【3月8日 AFP】スーパーラグビー・パシフィック(2023 Super Rugby Pacific)の試合中に、相手選手に向かって首をかき切るジェスチャーをしたニュージーランド代表のアーディ・サベア(Ardie Savea)に対して7日、1週間の出場停止処分が科された。

 オールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)のサベアは、ハリケーンズ(Hurricanes)の主将として出場した3日のメルボルン・レベルズ(Melbourne Rebels)戦でイエローカードを受けた直後、相手選手との言い合いの中で問題のジェスチャーを行い、この日のリーグの裁定委員会を前に呼び出された。サベアは後に謝罪している。

 委員会は、「反スポーツマン的プレー」でサベアに警告は与えたが、ジェスチャーはレッドカードの基準には満たないと判断した。それでも、イエローカードと警告の組み合わせにより、サベアは「違反の繰り返し」にあたるとした。

 元オールブラックスのジョン・カーワン(John Kirwan)氏はサベアを擁護し、裁定委員会に諮るほどのことだったのかと疑問を呈している。同じ首を切るようなジェスチャーは、代表チームが試合前に行う伝統の舞「ハカ(Haka)」でもたびたび見られる。(c)AFP