島のレストラン「ラ・マリン」、ミシュラン三つ星獲得 仏
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【3月7日 AFP】フランスの島にあるレストラン「ラ・マリン(La Marine)」が6日、ミシュランガイド(Michelin Guide)で三つ星を獲得した。
シェフのアレクサンドル・クイヨン(Alexandre Couillon)さん(47)はストラスブールで行われた授賞式に妻のセリーヌさんと出席し、「これは私たち2人のための星だ」と感極まった様子で語った。
クイヨンさんが生み出す極上のシーフードと野菜が使われた料理を堪能するには、ビスケー湾(Bay of Biscay)沖に浮かぶノワールムティエ(Noirmoutier)島まで行き、さらにそこから島の最端まで移動しなければならない。
ミシュランガイドの総責任者グウェンダル・プレネック(Gwendal Poullennec)氏はAFPに対し、「旅するだけの価値ある料理という完璧な例だ」と述べた。
クイヨンさんは1999年、家族経営の「ラ・マリン」を継いだ。2007年にミシュランの一つ星を、13年に二つ星を獲得している。店内はシンプルな雰囲気で、旬の食材や地元食材を使ったメニューを提供している。近くの港に着く漁船からじかに仕入れることも多い。
一方ミシュランガイドは先週、パリの有名レストラン「ギー・サボワ(Guy Savoy)」の星を三つから二つに格下げすると発表した。シェフのサボワ氏は、全世界のレストランを対象としたレビューサイト「ラ・リスト(La Liste)」で、世界最高のシェフに選出されたこともある。
フランスの三つ星レストランは29店となった。(c)AFP