【3月6日 AFP】韓国政府は6日、2019年に日本が厳格化した韓国向け輸出規制の撤回を求めて世界貿易機関(WTO)に行った提訴について、規制解除に向けた両国の協議が行われる間、中断すると発表した。

 韓国の産業通商資源省は「両政府は2019年7月以前の状況に戻すため、輸出規制をめぐる問題に関する二国間協議を迅速に実施することを決定した」と明らかにした。

 日本政府は2019年、元徴用工問題をめぐり、輸出管理面で優遇対象となるいわゆる「ホワイト国」から韓国を除外。半導体などの輸出品に関する規制を厳格化していた。

 元徴用工問題をめぐっては韓国政府が同日、裁判所が日本企業に支払いを命じていた賠償を韓国の財団が肩代わりする解決策を発表している。(c)AFP